安全保障関連法案の採決が、来週にも行われようとしている。国民の7割ほどが反対や懸念を示し、今まで若者の政治離れと言われてきたが、学生団体「SEALDs」や「安保法案に反対するママの会」などが、デモに参加をしたりマイクを手に廃案を訴えている。
政治に身を置く私たちが何も行動しないことに自分自身にも憤りを感じていたが、先日、ある女性の方から県会議員の姿が見えないと叱咤激励を受けました。民主党県民連合議員団の各人においては、憲法9条そのものや、国防の在り方、軍備保持については、いろいろな考え方があります。しかし、立憲主義の立場においては意思統一が取れると思い、議員団として声明が出せないかと意見交換してきました。
結果、民主党兵庫県連として13日(日)に三宮で街頭行動を行うことになりました。私なりに宣言文を準備をしていました。小さな行動ですが、掲載します。
2015年9月11日
安全保障関連法案の廃案を求める緊急声明
国会で審議中の安全保障関連法案について、憲法学者、文化・知識人、学生、主婦等々、多くの国民が廃案を求めて、デモや集会が各地で湧き上がっている。
その理由の多くに立憲主義をないがしろにする解釈改憲による法案であり、その論理や国会答弁はとても理解を得るものではない。そのことは、2015年6月4日に開催された憲法調査会で、与党も推薦した参考人も含めて3人全員が、集団的自衛権は「違憲」とした。また、2015年6月22日の衆院平和安全法制特別委員会でも、阪田雅裕元内閣法制局長官は集団的自衛権の「限定行使」に一定の理解を示しつつも、経済的危機のみで行使することは「従来の政府見解を明らかに逸脱している」と批判。宮崎礼壱元内閣法制局長官も「法案は9条に違反し速やかに撤回すべきだ」と訴えた。
さらに、衆議院においては強行採決をするなどの行為は、多くの国民の声に耳を貸さない民主政治の否定である。
ここに、速やかに政府・与党に対して、安全保障関連法案の廃案を求める
2015年09月12日(土) | カテゴリー: その他 |
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