福崎町が生んだ作曲・編曲家であるマツオカ利休さんの見出しのコンサートが、福崎高校同期6回生有志をはじめとする実行委員会の主催で、10月14日に福崎町エルデホールで大盛況のうちに行われました。
「美しい日本は心の中に」と題した叙情歌コンサートは、本当にすばらしい中身でした。これまた福崎町が生んだ民俗学の父 柳田国男 の「遠野物語」や山口県が生んだ薄幸・短命の詩人 金子みすず の詩に曲がつけられたものです。
「遠野物語」は9月までNHK朝の連続ドラマ「どんとばれ」にも出てきました河童、座敷童子、山姥など日本の原風景とでも言うべき岩手県遠野市で柳田国男が書いた民話です。
金子みすずは大正末期から昭和初期にかけて26歳の若さでこの世を去る(服毒自殺)までに、512編もの詩を綴り代表作に「わたしと小鳥と鈴と」「大漁」などがあり、いのちのこと、こころのこと、生かされていること、見えないけどあるということ、みんな違うということのすばらしさなどを詠った哀愁をたたえた優しい詩です。
安部内閣では、美しい国づくりと言い、教育改革が議論され「ゆとり教育の見直し」「愛国心教育」が言われています。
愛国心とは、地域や生活の中で歴史や文化、芸術などの触れる中で自然と醸成されるものだと思います。わざわざ学校教育の中での「愛国心」などは、いかがなものかと思います。
2007年11月23日(金) | カテゴリー: ダイアリー |
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