西播磨市町長会創立30周年記念講演会が8月6日姫路市民会館で、元総務大臣・野村総研顧問 東京大学公共政策大学院客員教授 姫路市地方中枢拠点都市アドバイザー 増田寛也 氏を講師に迎えて、「人口減少社会における姫路市発の地方中枢拠点都市への期待』と題して開催されました。
まず、現状の客観的分析から、『●今後の動向・見込みでは、何も対応を行わなければ2040年には、全国1799自治体中896の市区町村が「消滅可能性都市」に該当し、523市区町村は人口1万人未満となり、消滅の可能性はさらに高い。●少子化対策と東京一極集中対策を同時に行う必要がある。●根拠なき「悲観論」益にはならない。国民が基本認識を共有し、適切な対策を打てば、人口の急減を回避し、将来安定的な人口規模を売ることができる。』 また、「合計特殊出生率2.7人で人口維持、人口増に転じるには3人が必要である。」「その上で、地域に様々な雇用を生み出し、若者のが地域で生活できる条件を作り出す必要がある。」と述べられました。
また政府では8月1日に、「まち・ひと・しごと創生本部」を設置し、地方が元気でなければ人口は増えないといっています。私から言わせればそんなことは当たり前の話であって、これまで効率を優先した国づくり・まちづくりに問題があったと言ってきました。市町村合併などはその最たるものだと考えます。合併でなく、広域行政化で止めるべきだったと考えています。
これからは、神崎郡の持つポテンシャル、農地や山々などの豊かな自然と中国縦貫道・播但自動車道・播但線など充実した社会基盤を活かして、子育て・教育環境の充実整備、老後の自立支援と介護サービスなどの環境の整備で、この難題に取り組んでいきます。
2014年08月20日(水) | カテゴリー: 活動報告 |
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