8月30日、小規模ではありますが県政懇談会を大門公民館で行いました。初めに県政報告として、
1.政務活動費問題・・・N元議員に端を発して再チェック等々、いろいろと時間を割かれ迷惑な話ですが、議会全体でいえば襟を正す点においてよかったのかと思う。
2.豪雨災害について・・・丹波市市島町では、過去に土砂崩れ等災害の無かった地域で南向き斜面の極限られた狭い地域に豪雨が集中した。現地の地形などからもどこに起こっても不思議なことではなく、福崎町でも西谷から東大貫にかけても南向き斜面であるので、これを教訓とした取り組みが必要。また、床上浸水も大変だが土石流災害はさらに大変。また、道路や河川などは管理をする県や市町が行うが宅地部分はあくまでも個人責任。井戸知事は一早く被災者生活支援制度の適用を決められたが、わずかな金額であるので、民間の自然災害セット共済保険や兵庫県のフェニックス共済への加入促進の啓発と、制度の充実の取り組みが必要。急傾斜地対策や砂防・治山事業の実施。本格的なグローバルでの地球温暖化対策が必要。
3.福崎町での取り組みについて・・・①防災・豪雨対策について「市川流域圏地域総合治水整備計画(七種川地区)&治水砂防(今が池、福田川、福岡川、田口川)。福田~桜、高橋地区、播但道南ランプ」「内水面対策、川端雨水幹線事業(福田・山崎)、川すそ雨水幹線事業(南田原)、校庭貯留(福崎高校)、市川右岸整備」「ため池、三谷池(高岡)…前期、上池(桜)…前期、直谷池(山崎)…後期」「治山事業 大貫字亀坪谷(H.25実施中)、西田原中ノ谷(H.26予定)、東田原字森本、山崎字大谷(H.27以降要望)」「里山防災林林整備、大貫(H.26工事予定)、西谷(H.26測量調査)、南大貫(H.27以降要望)」②辻川界隈の整備 山桃忌、地域の夢推進事業(H.23~25)、ふるさとづくり整備事業(H.26~28)、学問成就の道、岸上大作(昭和の歌人)顕彰の碑、河童等々。大庄屋三木家の保存解体修理(県文化財指定)③福崎駅前整備事業(H.26~5ヵ年)、県道甘地福崎線整備(H.26~5ヵ年)④道路整備「県道三木宍粟線、(東大貫)…継続、(西谷)…前期、道の駅…前期」「県道西田原福崎線…後期」「県道前之庄市川線(高岡)…前期」
4.人口減少問題について・・・合計特殊出生率が2・7人で現状維持。政府は、「まち・ひと・しごと創生本部」を設置予定であるがその中で、「田舎が元気でなくては子供・人は増えない。」と言っている。そのために、神崎郡の持つポテンシャル「整備された社会基盤(中国縦貫道・播但自動車道・播但線等)、豊かな農地と自然等」を活かした子育て・教育環境の整備充実が必要。哲学者で総理大臣であった石橋湛山は「すべての教育の根幹に哲学がある」と言っている。それは、人間社会に我々は生きておりその人間社会の発展充実のための学問でなければならないという哲学であると、私は理解している。そして、子供たちに地域の歴史や伝統文化を伝え、地域を誇りに感ずるようにしなければならない。そして、大企業を誘致するのではなく、地域で小さいながらも仕事を作っていくこと。地域循環型経済にすること。
と報告しました。参加者からは、県道三木宍粟線の渋滞緩和の話が出た他には、消費税問題、高齢者問題、人口減少対策、地域活性化対策等々、国レベルの問題が議論されました。
2014年09月01日(月) | カテゴリー: 活動報告 |
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