81歳の挑戦 マツタケ山で地域振興・再生を!
10月17日、市川町下牛尾河内の 岡本 進 氏の案内で、岡本さんが13年間手塩に掛けてこられたマツタケ山を視察してきました。
河内集落の共有林の雑木林0.6haを切り開き、地元の赤松の種を蒔き、下刈り、枝打ち、間引きをしながら、地表の明るさを4000~6000ルクスの松林にされてきました。すなわち、マツタケの繁殖する条件の山、マツタケ山を作ってこられたということです。
私も小・中学校時代に、祖父に連れられてよくマツタケを採りに行きました。マツタケの生えている場所の共通点は、西向き斜面、岩盤があり水はけが良く、なお一定の湿気があり、腐植土でなく綺麗な山土のところで、なかにはウラジロが生えていました。
岡本さんの手入れをされた山は、まさしくそれらの条件を持った状態に変化をし、胞子を蒔かれたところの一部ではマツタケの菌床ができていました。おそらく2~3年の内にマツタケがたくさん生えると確信しました。
岡本さんの素晴らしいところは、地域が過疎化する中で若者が地域に残る、定年退職後に地域に帰ってくるためにも一定の収入を得るためのマツタケ山であり、13年の経験を多くの人たちに無償で広げていきたいというものです。
なお、兵庫県森林林業技術センターや「マツタケ―果樹感覚で殖やす育てる」の著者 伊藤 武・岩瀬剛二両氏などとの意見・情報交換や研究等をされています。
(岡本さんからマツタケ山で説明を聞く上野県議)
2011年10月19日(水) | カテゴリー: 活動報告 |