10月26日(日)、県立福崎高校の100周年記念式典が最大に開催されました。開式に先立ち、二つのアニヴァーサルソングのある「交響的祝典序曲」~翼~ 作曲:マツオカ利休(6回生) SongA:再会~あの頃の君に逢いたい~ 作詞:難波正司(25回生) SongB:旅立ち~輝く星へ~ 作詞:岸本充穂(68回生) 作詞補作:マツオカ利休 合唱:合唱団サリマライズ&コーラス部 演奏:ギターマンドリン部&吹奏楽部の総勢約130名による重厚で美しく迫力のある演奏とコーラスが披露され、感動しました。
記念講演は、元ミスター吉本興業でフリープロデューサーの 木村正雄 氏(17回生、おばあさんが神河町栗の栗原さん)から「こうすれば伸ばせる!人間の賞味期限」として、「常に目標高くを持って己を成長することで、賞味期限が伸びる。社会で成功する。」とご教示いただきました。
以下、私の祝辞です。
祝 辞
本日、ここに、兵庫県立福崎高等学校の創立百周年記念式典が、盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。
今年は播磨風土記編纂1300年ですが、神崎郡の名称となった神前山の麓に位置し、東に清流市川と柳田国男の生誕の地辻川界隈を望み、伝統と歴史・文化の薫るまち福崎町と共に歩んでこられた100年であったと思います。
「自治」「公正」「親和」の校訓の下に、これまでに約29000人の優秀な人材を輩出され、福崎町はもとより神崎郡の発展に寄与されてきました。
全国的に活躍されている方としては、先程、祝典序曲を披露されました 松岡利休 さま、後ほど記念講演をいただきます 木村政雄 さま、最近では、お笑いの 天津木村、私たちの年代では、歌手の 上田正樹 氏、ロス五輪金メダリストの 松岡義之 氏、野球の 的山哲也 氏、鈴の森学問成就の道にも歌碑がある歌人の 岸本大作 氏、ここからは調べたのですが、世界的心臓外科 内藤泰顕 氏、英米児童文学の権威 谷本誠剛 氏、歴史小説のヒットメーカー 寺林 峻 氏、「日展」特選画家 青田賢蔵 氏、理学・農学博士の 大崎茂芳 氏、冒険家 長井貴明 氏 と錚々たるみなさんがいらっしゃいます。普通高校の卒業生ということで、本当に他分野における活躍だと思います。これも歴代の校長先生や教職員の方々をはじめ、保護者や同窓会、地域の方々のお力によるものと思います。これからも、生徒一人一人の個性と能力が伸長して、世界や日本、地域を牽引する人材が育つ福崎高校であることをご祈念いたします。
平成27年度から学区編成が16学区から5学区となります。また、これから生徒の減少が始まり、平成27年度も県下で12学級減となります。現在の福崎・姫路学区でも2学級減となります。各高校では、生徒たちが魅力を感じる学校、特色づくりに大変なご努力をされています。
福崎高校でも、マンドリン部や吹奏楽部の演奏活動は地域の催しでよく目にします。吹奏楽部は、東日本震災での被災者を勇気づけられたと聞いています。華道部は、駅前を花で彩っておられます。また、昭和61年に理数コース、平成15年度から総合科学コースの設置などの取組をされています。
しかし、これは私の感想ですが、何か物足りなく感じます。
よく同僚の議員たちは、国公立大学への進学率や偏差値で特色化の成果を議論することが多いですが、私は知事の仰る「ふるさと意識の醸成」ではないですが、「私たちは人間社会で生きている。その人間社会の維持・発展のための勉強である。」ということを自覚させていただきたいと思います。「ひょうご教育創造プラン」では、「生きる力を育む」「確かな学力、豊かな心、健やかは体を育てる。」と言っています。
これから日本はかつて経験のしたことのない人口減少社会に入ります。年金をはじめとする社会保障制度や地域経済の再生など、課題が山積しています。そのような厳しい社会を切り拓いていく有用な人材を育てて頂きたいと願うところです。
最後になりましたが、福崎高校のさらなる発展と本日ご参会の皆様方のご健勝とご多幸、ご活躍をご祈念してお祝いの言葉と致します。
平成26年10月26日 兵庫県議会議員 上野英一
2014年10月27日(月) | カテゴリー: 活動報告 |
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