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議員団管外調査パートⅡ(上川郡新得町共働学舎外)

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共働学舎は、1974年に長野県でスタートしました。現在、長野県で2か所、北海道で2か所、東京で1か所、計5か所で約120人のメンバーが共に働き暮らしています。このうち約半数が心身の障害や精神的な悩みを持った人たちです。しかし、福祉的な側面を持っていますが、社会福祉施設ではありません。

設立は、理事長の宮嶋真一郎氏が、競争原理や経済優先主義の世の中からはじき出された心身に障害や悩みをもつ人々とともに、自然の中で農業・工芸などの仕事をしながら「自勞自活」の生活をする、理想の障害児教育も掲げて長野でスタートしました。運営費は、寄付で賄われていました。そこに、長男で現在副理事長でもある宮嶋 望氏が、1978年に共働学舎新得農場を開設し、手作りチーズの開発で国内・国際チーズコンテストで最高の賞を何度も受賞して、その事業収入で自活をする等、理事長とは異なる共働学舎の運営を行っています。

精神的な障害を持った人たちにも、朝、今日1日どんな作業をするのかを、自らに決めさせて自らがやることとなっています。

『宮嶋氏は、誰でも必ず何らかの力を持っている。だから、それを引き出すことこそ、彼らの生きる力につながるはずだ。だから僕はメンバーに言ってきた。「やりたいことをやれ。それは自分で見つけろ」「できることはやれ。余分なケアはしない」と。生きる力を引き出すとき、必要不可欠のものがある。それは自由だ。何かをする自由。何もしない自由。徹底的な自由の中にこそ、人の能力や可能性は芽を出す。』

この考え方は、後に報告させていただく『ささえるクリニック岩見沢:「地域医療の再生」』の村上智彦医師の介護支援の考え方にも通じるものがあると感じました。

 

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2014年05月23日(金) | カテゴリー: 活動報告 |

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