兵庫県議会議員 上野ひでかずWEBサイト

変えよう県政・若さとクリーン

最新情報

カテゴリ

バックナンバー

サポータ募集中!

上野ひでかずと一緒に地域が大切にされる県政を目指しませんか?

facebook

ブログ

平成26年度福崎町戦没者追悼式

20140523_145642

 

5月23日、エルデホールにおいて福崎町戦没者追悼式が行われました。以下に私の追悼の言葉を記載しますが、私以外の方々もすべてが「不戦の誓い」等を述べられました。

本日ここに、過去の大戦において亡くなられました福崎町出身607柱の戦没者追悼式が執り行われるにあたり、謹んで哀悼の誠を捧げます。

607柱の方々は、母や家族のことを思いながら、戦争で将来の夢と若い命を奪われました。その尊い犠牲の上に戦後の日本の発展と平和があり、私たちは平和な暮らしを享受させていただいています

しかし、大戦から69年を迎える今日において尖閣諸島、竹島、北方四島等の領土問題が、中国、韓国、ロシアとの間において憂慮すべき事態となっています。領土問題は、資源をはじめとする国家的利権と国防をはじめとする軍事的諸課題等、それぞれの国において大変重要な課題でありますが、それらがエスカレートすると再び過去の過ちを繰り返すことになります。さらにそれらの状況により、集団的自衛権の解釈改憲をはじめとする憲法改「正」議論が強硬的な手法で行われています。今一度しっかりと「平和憲法」と先の大戦からの「不戦の誓い」を肝に銘じた憲法議論を行う必要があります。また、「日本固有の領土である」、「そこには領土問題など存在しない」としても、軍事的解決ではなく、平和的に外交課題として解決を図らなければなりません。平和的に解決することが、先人たちの犠牲を無駄とせず戦地で散って行かれた先人たちの願いに応えることとなります。

アジアの東では北朝鮮、西ではイランが核保有への道に進み、世界は核の脅威にさらされています。3.11東日本大震災による福島原子力発電所事故は、いまだに収束の見込みは立たず放射能汚染水は漏れ続けており、メルトダウンした燃料棒の処理をはじめ廃炉は全く目途が立っていません。しかし、政府は「原発は重要なベースロード電源」と位置付けた「エネルギー基本計画」を閣議決定しました。将来的には、脱原子力社会が誰もの願いだと思いますが、再稼働も止むを得ないとの考えだと思いますが、国論を二分するところであります。憲法改正問題も、領土問題を平和的に解決することの議論も併せて考える必要があります。

また、沖縄・普天間基地移転問題や、日米安全保障条約と国防問題、未締結の国々との平和条約の締結なども本来は憲法問題であります。戦争を知らずに平和を享受している世代が多くなるにつれ、戦争の恐ろしさ、悲しさ、空しさを理解している方が少なくなっていることも事実です。あの悲惨な戦禍の生々しい体験を語り継ぎ、二度と同じ過ちを繰り返さないように子々孫々に伝えなければなりません。

最後になりましたが、世界の恒久平和と人類の繁栄のためにたゆまぬ努力を重ねていきますことを固くお誓いし、今はただ先人の皆様が永久に安らかであらんことを願い、あわせてご遺族皆様方のご健康とご多幸をご祈念して追悼の言葉といたします。

                        平成26年(2014年)5月23日    

兵庫県議会議員 上 野 英 一

2014年06月01日(日) | カテゴリー: 活動報告 |

★トラックバックURL
http://www.kanzaki-gun.org/katsudou/201406_1710.html/trackback/

コメントをどうぞ

当ホームページが提供する情報・画像を、権利者の許可なく複製、転用、販売することを固く禁じます。

copyright(C)2012-2024 Ueno-Hidekazu All rights reserved.